お子様の矯正時期

幼稚園年長さん~小学校2年生まで

噛み合わせに問題がなく、前歯の軽度な歯並びの悪さはこの時期に治療するとすぐに完治します。シリコンのマウスピースや、床タイプの装置などで治します。
この時期に治療したほうがよいのが下の歯が上の歯より前に出ている受け口。早く矯正治療しないと、年齢を重ねるごとに下あごが長くなり、上あごが短くなるなど症状がひどくなってきます。
一見、下あごが出ているように見えても、噛み合わせだけを治療することで完治する受け口もありますので、まずはご相談ください。

小学校3、4年生

永久歯が生え替わるタイミングで、永久歯がキレイに生えるように、装置やトレーニングであごの成長を促します。
できるだけ永久歯を抜かない非抜歯矯正で終われるようにしています。

装置としては、内側につけるクワドヘリックスやBWS、奥歯を後ろ移動させる床装置やGMD、顎外装置などを使います。

GMD

前から4番目の永久歯と6番目に装置を付けて、大臼歯を確実に後方に移動させます。
このGMDを使うことによって、症例によっては歯を抜かなくてもでこぼこを治したり、出っ歯を治すことができます。

小学校高学年~

すべての歯が永久歯に生え替わっているので、非抜歯矯正で、歯を抜かないで大臼歯を後方に移動させる治療を行うことができます。
治療法としては、GMD、キャリエール・ディスタライザー、上あごにスクリューを植立して歯を移動する装置などを使います。

キャリエール・ディスタライザー

上下の歯に輪ゴムをかけ、上あごの歯をまとめて後方に移動させます。 装着しても違和感があまりなく、ブラッシングが行いやすい装置です。