非抜歯矯正・床矯正

痛みの少ない治療とは?

歯の写真
ワイヤによって歯に力が加わると、引っ張られたような違和感があります。これは、ワイヤを強く締め過ぎているのが原因。
矯正に使用するワイヤは大きく分けて2種類あります。断面が丸い「ラウンドワイヤ」と、断面が四角い「レクタンギュラーワイヤ」です。
当院では、細いワイヤから太いワイヤまで10種類以上を用意。治療の過程で、一人ひとりにぴったりのワイヤを使い分けています。強過ぎず、かといって弱過ぎず、治療効果が出る範囲の締め付けを施すのは医師の腕の見せどころ。ほとんどの患者さまから「痛くない」と喜びの声をいただいています。
患者さんに説明している写真
小さい頃から矯正をスタートすると、成長発育を利用してあごを拡大し、抜かなくても治療することが可能です。 たとえば上あごの幅が狭くて、奥歯の上下の噛み合わせがずれている場合、あごの骨を広げる拡大装置をはめることで、歯が並ぶスペースが生まれます。
症状によっては、抜いたほうが簡単で早く治る場合もあるのですが、どうしても歯を抜かずに矯正したいと言われる方の場合、ご家族の思いを最優先して治療を行っています。

治療方法

GMD

前から4番目の永久歯と6番目に装置を付けて、大臼歯を確実に後方に移動させます。
このGMDを使うことによって、歯を抜かなくても歯のでこぼこを治したり、出っ歯を治すことができます。

キャリエール・ディスタライザー

上下の歯に輪ゴムをかけ、上あごの歯をまとめて後方に移動させます。
装着しても違和感があまりなく、ブラッシングが行いやすい装置です。

床矯正

あごを拡大する装置のひとつ。矯正装置にネジが埋め込まれており、
装置の真ん中のネジを回すことであごを広げていきます。
自分で取り外しが可能なので、歯磨きなどのケアがしっかりできます。

クワドヘリックス

奥歯にバンドを接着し、歯列のアーチを広げます。内側に装着するので、人目を気にせずにすみます。

BWS

奥歯を後退させると同時に、前歯の並びを整えます。内側に装着します。

マウスピース

歯並びの状況に合わせたマウスピースを、一定期間使います。上下のあごの位置のずれを治すこともできます。